イリマフラスタジオは、1975年、ラニの母であるルイーズ・カヒリオカラニ・カレイキとドッティー・オーティズによって設立されました。ハーラウの練習は、オアフのハワイアン居住区の一つ、パパコレアにある自宅のラナイで行われました。1960年代初頭、ルイーズはフラマスターのジョージナオペから、彼の生徒を教えるように依頼されました。アンクルジョージは、その頃、フラの大使として世界中を飛び回るようになっていたので、ハワイでたくさんの生徒を教えることが難しくなっていたのです。ルイーズは、アンクルジョージをはじめ、ヘンリー・パーやジョセフ・カハウレリオにも師事していました。イリマフラスタジオは次第に有名になり、いつしか伝統的なフラの教室として、世界中から注目を浴びるようになりました。イリマフラスタジオは、ハワイだけでなく、他のポリネシアンダンスも教えていたのですが、当時そのようなハラウは稀だったのです。1960年代後半からは、日本のフラダンサーにも門戸を開きました。1978年にルイーズが、そしてルイーズを支えたルカも亡くなり、今ではラニ一人がイリマフラスタジオの伝統を引き継いでいます。